こんにちは。
すぎさんです。
突然ですが、整備費用はどのように決められているのでしょうか?車の整備費用は不透明な部分が多いのが事実。
お客様からすると、不安ですし、費用は安いほど嬉しいでしょう。
そこで、どのようにして料金が決まるのかご説明いたします。
ネット社会の今だから、より透明性が重要です。
料金に影響を与える要因
結論から申し上げると
・部品代
・作業時間(工賃)
この2つだけです。
請求額=部品代+作業時間(工賃)
1.部品代金
修理や整備の際に必要となる部品の費用も、料金設定に大きく影響します。純正部品を使用するか、互換性のある社外部品を使用するかによっても価格が変わるため、お客様の選択によって料金が異なります。
例えば、純正部品は信頼性が高いものの高価な場合が多く、社外部品は価格が安い反面、品質にばらつきがあることがあります。さらに、輸入車の場合、部品の輸入コストや特別な調達費用がかかることがあり、これも料金に反映されます。
メリット | デメリット | |
純正品 | 信頼性が高い | 高い |
社外品 | 品質がばらける | リーズナブル |
当社では、ある程度品質が担保された社外品(サブブランド)をよく使用しています。
逆に正規ディーラーは純正品しか使用できない場合も多く、金額が高くなりがちです。
2.作業時間と工賃
もう一つは、作業時間に基づく「工賃」です。
各作業には標準的な作業時間(標準作業点数)が設定されており、その時間をベースにして工賃が計算されます。
標準作業点数
車種毎に作成されている標準的な作業時間を点数にした表です。整備工場であれば国土交通省のファイネスで確認出来ます。
例えば、A車のブレーキパッドの交換は30分、オイル交換は18分。B車のブレーキパッドの交換は42分、オイル交換は30分などと作業難易度を考慮して、設定されています。
当然ながら、簡単な作業は比較的短時間に設定されており、エンジンのオーバーホールなどは長時間に設定されています。
車両の状態
整備する車両の状態も料金に影響します。
例えば車両の年式が古い場合や、各部分が固着していてボルトを外すだけでも苦戦する事があります。
標準作業点数表は同じでも、古い車の場合は余計に手間がかかり実際の作業が長引く事があります。
その場合、追加料金が発生して総額が高くなる可能性があります。
診断機器や専用ツールの使用
近年の自動車は電子制御システムが高度化しており、故障の診断には専用の診断機器が必要です。
こうした機器を使用しての診断作業も、料金に含まれます。また、特定の車種に特化した整備工場では、専用ツールや技術が必要になることが多く、それらの使用料金も加算されることがあります。
サービスの追加料金
整備工場によっては、顧客に対して追加のサービスを提供している場合があります。例えば、代車の貸し出し、車の引き取り・納車サービス、洗車や内装クリーニングなどのオプションサービスがあり、これらは別途料金が発生することがあります。
また、整備保証を提供している工場もあり、一定期間の再整備が無料で受けられる場合もありますが、その分料金が高めに設定されることがあります。
まとめ
自動車整備工場の料金は、使用部品と作業時間に基づいて決定されます。
お客様は作業内容の詳細を事前に確認して頂き、納得のいく料金設定かどうかを確認することが重要です。
また見積もりを取る際には複数の工場で比較検討することをおすすめいたします。
自動車整備の料金は透明性が求められる時代ですので、信頼できる工場を選ぶことが大切です。料金だけでなく、アフターサービスや保証内容についても確認しておくと、後のトラブルを避けることができるでしょう。